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フリーランスシステムエンジニアの開業準備あれこれ

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開業準備でやること

開業準備でやること


開業に必要な二つの書類

フリーランスのシステムエンジニアになることを決めたら、開業準備をしなければなりません。開業する際には、「個人事業開廃業届書」や「事業開始申告書」を用意して届け出ることになっています。まず、前者は税務署に対して事業を始めるということを伝えるための届出であり、一枚の簡単な書類を改行して1か月以内に届け出ることになります。次に、後者は税務署と市区町村の役場に対して事業の開始を伝える届出であり、開業してから15日以内に届け出ることとされています。税務署と市区町村役場に届け出る事業開始申告書については、事業の開始時には提出しないことが多くなっているそうです。なぜならば、この書類は所得が290万円を超えて個人事業税が発生する場合に提出することになっていますが、最初はそこまでの所得がないことが多いからです。

開業届に項目がある「屋号」とは?

開業する際に必要な書類を見てきましたが、最初に紹介した「個人事業開廃業届所」については、住所、氏名、生年月日、電話番号などの情報に加えて、「屋号」を記入する項目が含まれています。この「屋号」というのは、事業を行う人がどのような名前でフリーランスとして活動していきたいかという名前のことを指します。つまり、今後どのように名乗って仕事をするかを「屋号」として届出ることができるというわけです。屋号は、必ずしもこうやって付けなければならないという決まりはありません。そのため、基本的には自分の好きな名前を自由に考えて届け出ることができます。ですが、当たり前のこととして相手を嫌な気持ちにさせる屋号を付けない等の基本的なルールは守るようにしましょう。仕事をしていると、屋号を聞いた相手がそれにどのような意味があるのかと興味を持ってくれることがあります。そこから話題を広げることができるため、屋号をしっかりと考えることは大切です。

健康保険の変更を忘れると請求額が高額に

開業する際には、国民健康保険への加入を忘れないことも大切です。会社員として働いている時は、会社が自分の代わりに健康保険の手続きをしてくれていました。しかし、フリーランスとして仕事をして生活していこうとなると、会社で入っていた健康保険のままで居続けることはできないため、国民健康保険に加入する必要があるのです。会社を退職する際には、必ず会社から「健康保険資格喪失証明書」という書類を貰います。この書類を持って住民票のある役所へ行き、退職後14日間の間に変更の手続きを済ませることになります。もし変更する期間を過ぎてしまった場合に病院にかかってしまうと、保険が適用されないということで高額の医療費が請求されることになるので注意しましょう。

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